(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)86点
■著者紹介・・・大久保 一彦
1965年生まれ。両親が病気のため大学中退。「とんかつ新宿さぼてん」
を展開するグリーンハウスに入社。多くの不振店を蘇生させ、カリスマ
「不振店舗再生人」として有名になる。97年独立。1000店以上の
指導にあたる。「飲食店会」、「夢-商ドットコム」も運営。
●今は「お店を選べる時代」だといいます。
それはどういうことかといいますと、
その日の気分で、高級な店に行く日もあれば、
今日は牛丼ですませようということもできるということです。
・印象に残る何かがなければ、お客様がその店を繰り返し訪れる
ことはないのです。店を選べる時代では
「お客様が二度と来るとは考えない」ことが大切なのです。(p78)
●私も自分のことを考えてみれば、
外食しようというときには、行ってうれしい店、
驚きがあって人に話せるような店を選んでいるように思います。
・店長の本当の仕事とは、自分の与えられた責任の範囲
(私は、ちょっと超えてもいいと思っていますが)
で、「お客様を感動させること」なんです。(p23)
●著者は、そうした「お店を選べる時代」においては、
経営者の「軸」、つまりビジョン、志が大切だと主張します。
それが独自性を発揮するわけです。
・私は「軸を決めた」のです。
「小さな幸せと喜びを家庭にお届けする」という軸を決めました。(p189)
●著者の経験でも、ビジョンを決め、
実際にそのビジョンが業務に反映されたとき、
組織が大きく活性化したといいます。
・私の管轄する店では、入れ忘れがあった場合どんなに忙しくても
タクシーで届けることにしました。その効果は絶大でした!・・・
「お客様の幸せについて考える」というマインドが、マネージャー、
店長から、アルバイトさんにいたるまで浸透したのです!(p183)
●このような店舗運営ノウハウは、
著者は年6回の欧米の店舗視察を含めた膨大なリサーチから
得られたものです。やはり現場に行こう!!ということでしょう。
・ヨーロッパのレストランでは、同じ師匠にずっとついて料理を
学ぶことはありません。・・・レストランを渡り歩き、それぞれの
料理長の「料理哲学」、つまり「軸」を学びます。(p203)
●著者の実績が示すだけあって、説得力ある一冊でした。
★4つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・たとえば、本や雑誌で「新しい店」「楽しい店」を見つけたら、
自分の店を休んで実際に見に行く。そして、あわよくば経営者に
会って、「繁盛の秘訣」を教わる。そういうのがいいですね。(p66)
・仕事とは「あなたの人生」そのものです。
仕事では「あなたの人生観」を売っているのです。(p3)
・店が変われるか変われないかのポイントは「経営者の肝がすわっているか」
なんだ。肝がすわっていないのに、無理に手伝うのはよくない。・・・
本人が決断し、門を叩くまで待つんだ。(p62)
三笠書房 (2005/07)
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サラっと読むのにいいでしょう
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■関連書籍
・「ダントツ飲食店の繁盛ノート」
・「お客様に「一番近い」繁盛法則」
・「行列のできるダントツ飲食店」の秘密
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