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「お金があって気がきいて」邱 永漢

2006/04/20公開 更新
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お金があって気がきいて


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


要約と感想レビュー

 人間というものは、もともとお金がほしい、モノがほしいという欲を持っているようです。


 「オレには金は必要ない」と言っても、一時は生活できるでしょうが、生活にもお金が必要です。そうしたお金がほしい、増やしたいという欲望を持ったときに、どのような考え方で、どう行動するのかによって、手元に残るお金が決まるようです。


・私は暴落の時こそ株の入れ替えをする チャンスだと思っているし、日本経済の実態がそんなに悪くないのに、実態以上に暴落すれば、お金儲けのチャンスだと思っているので、少しもあわてなかった。(p16)


 そうしたお金に対しての考え方を学ぶなら、お金の神様と言われている邱 永漢さんに学んだほうが良いでしょう。その考え方は、一時の流行に流されることなく、自分で実践して、得られた知恵であり、決して本質をはずしません。


・とりあえず必要なことは、持っているお金をふやすことよりも減らさないことである。・・・お金を減らさない第一の原則は収入の範囲内で生活をすることである。(p222)


 古い本ですので、★2つとしましたが、内容は普遍的なものです。邱 永漢さんの本はすべて読むつもりで、お金の法則を学んでみてください。


この本で私が共感した名言

・証券投資をするだけなら激しく売買するよりも、二つ三つの銘柄に集中投資して、あとは値上がりするまで待つだけの方が効率的である。(p75)


・株が大暴落をした時にあわてるのは、高値で株を買っているからである。また借金などをして無理な買い方をしているからである・・・信用買いなどは堅気の人のやることではない。(p165)


・サラリー・ローンが喜んでお金を貸すのは、高い金利がとれるからであり、平気でそういうお金を借りるのは、借りる側にもともと経済観念がないからである。(p238)


▼引用は下記の書籍からです。
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邱 永漢
日本経済新聞社
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)


著者経歴

 邱 永漢(きゅう えいかん)・・・ 1924年台湾生まれ。本名は邱炳南。東京大学経済学部卒業。1948年台湾独立運動に関係して香港へ亡命。1954年より日本に移住。小説『香港』で第34回直木賞を受賞。『金銭読本』『投資家読本』など蓄財に関する実用的評論を発表し「邱永漢が薦める株は必ず上がる」と噂される。 1980年、家族と共に日本国籍を取得。1998年の香港返還を目前に、香港に移住。中国に移り、雲南省でコーヒー栽培事業を営んでいる。 実業家としてはクリーニング業・砂利採取業・ビル経営など。


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