「お金があって気がきいて」邱 永漢

お金があって気がきいて
邱 永漢
日本経済新聞社 (1990/03)
(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


●人間というものは、もともとお金がほしい、モノがほしいという
 欲を持っているようです。

 「オレには金は必要ない」と言っても、一時は生活できるでしょうが、
 生活にもお金が必要です。


●そうしたお金がほしい、増やしたいという欲望を持ったときに、
 どのような考え方で、どう行動するのかによって、
 手元に残るお金が決まるようです。


 ・私は暴落の時こそ株の入れ替えをするチャンスだと思っているし、
  日本経済の実態がそんなに悪くないのに、実態以上に暴落すれば、
  お金儲けのチャンスだと思っているので、少しもあわてなかった。(p16)


●そうしたお金に対しての考え方を学ぶなら、お金の神様と
 言われている邱 永漢さんに学んだほうが良いでしょう。

 その考え方は、一時の流行に流されることなく、
 自分で実践して、得られた知恵であり、
 決して本質をはずしません。


 ・とりあえず必要なことは、持っているお金をふやすことよりも
  減らさないことである。・・・お金を減らさない第一の原則は
  収入の範囲内で生活をすることである。(p222)


●古い本ですので、★2つとしましたが、
 内容は普遍的なものです。

 邱 永漢さんの本はすべて読むつもりで、お金の法則を
 学んでみてください。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・証券投資をするだけなら激しく売買するよりも、二つ三つの銘柄に
  集中投資して、あとは値上がりするまで待つだけの方が効率的で
  ある。(p75)


 ・株が大暴落をした時にあわてるのは、高値で株を買っているから
  である。また借金などをして無理な買い方をしているからである。
  ・・・信用買いなどは堅気の人のやることではない。(p165)


 ・サラリー・ローンが喜んでお金を貸すのは、高い金利がとれるから
  であり、平気でそういうお金を借りるのは、借りる側にもともと
  経済観念がないからである。(p238)


「お金があって気がきいて」邱 永漢、日本経済新聞社(1990/3)¥1,223
(私の評価:★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ)


■著者紹介・・・邱 永漢

 1924年台湾生まれ。本名は邱炳南。東京大学経済学部卒業。
 1948年台湾独立運動に関係して香港へ亡命。1954年より日本に移住。
 小説『香港』で第34回直木賞を受賞。『金銭読本』『投資家読本』など蓄財に
 関する実用的評論を発表し「邱永漢が薦める株は必ず上がる」と噂される。
 1980年、家族と共に日本国籍を取得。1998年の香港返還を目前に、
 香港に移住。中国に移り、雲南省でコーヒー栽培事業を営んでいる。
 実業家としてはクリーニング業・砂利採取業・ビル経営など。


■関連書籍

 ・損をして覚える株式投資
 ・株の原則(★★★★★)


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