
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)83点
●「一頭のライオンに率いられた百匹の羊は、
一匹の羊に率いられた百頭のライオンに勝る」というコトバがありますが、
一人の傑出したリーダーによって、組織が急に強くなることがあります。
最近、最強を誇る早稲田ラグビーにも
何か秘密があるはず、という視点でこの本を読んでみました。
●私の印象に残ったのは、目つきの怖い元不良の清宮監督の情熱と、
意外なまでの合理的な考え方です。
最初にやったのは、選手への早稲田ラグビーの強み、弱みについてのアンケートです。
これで、選手に考えさせることで、自己を認識させ、目的を浮かび上がらせます。
・監督就任にあたり、私はまず選手たちの現状をつかもうとした。・・・
「早稲田ラグビーの強みと弱みを書きなさい」「ライバルチーム(関東学院)
の強み、弱みを分析しなさい」というアンケートを取った。(p65)
●そして、練習初日は体力測定。
現在、選手の体のコンディションは、ストレングス(筋力トレ)担当コーチ、
リハビリ担当コーチ、理学療法士が管理しています。
大学スポーツというと「根性」というイメージしか浮かびませんが、
早稲田ラグビー部には、合理性という言葉しかないようです。
・サントリーでの仕事は営業。・・・私がいつも口にしていたのは
「要領」だった。すなわち、いかに時間をかけないで仕事をして、
しかも結果を出すか、である。早稲田の監督になってまず変えたのも、
長かった練習時間を「二時間練習」に変えることだった。(p17)
●合理的な考え方は、人事にも反映されています。
早稲田大学のチームは、レギュラーのAからEまでの
五チームに分かれていますが、プレーによって
頻繁に入れ替えを行っているということでした。
・どんな監督も抱いている感想だと思うが、「選手は使ってみなければ
わからない」。こうした現実があるので、選手の入れ替えには大きな
意味がある。(p115)
●実際には、そのチームに入ってみなくてはわからないのでしょうが、
早稲田ラグビーの強さの一端を見ることのできる良書として、
★4つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・要するに、監督業とは繰り返しなのである。だから、「こうあるべきだ」
「こうするべきだ」と、指導者はつねにいい続けなければならない。(p23)
・新しい人間が入ってくると、変化の過程や「なぜ」という部分を
見ることなく、形やスタイルだけを真似するようになる。そこに
大きな落とし穴があるのだ。(p32)
講談社
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指導者的立場の人にオススメ!
乗せられちゃった?
「都合」で出版された本
早稲田ラグビー復活の秘密
ラグビー好きのビジネスマンなら(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)
■著者紹介・・・清宮 克幸
1967年生まれ。高校日本代表。早稲田大学ラグビー部で1年生より
レギュラーとして活躍。卒業後、サントリーに入社。
2001年現役を引退し、早稲田大学ラグビー部監督に就任。
2005年、2006年大学選手権連覇。
■関連書籍
・PLAY ON!日本ラグビーのゆくえ
・最強の早稲田ラグビー
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