
(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)78点
●阪神の藪投手を獲得した大リーグのアスレチックスは、
少ない資金で強いチームを作れる不思議な球団です。
実は、選手の評価基準に秘密がありました。
・なぜアスレチックスはこれほど強いのか?どこに秘訣が
あるのか?資金力が最下位クラスでありながら・・・(p5)
●その評価基準は、まず、打者については、"出塁率"を
最重要指標としています。つまり、ヒットと四球です。
・1995年までに、アンダーソンは、出塁率というたった1種類
のデータを軸にした新たな"球団文化"を作り上げた。・・・
ボール球に手を出す癖が一番悪い。堂々と見送って四球で出塁
することが、なにより賞賛に値する。(p87)
●次に投手については、バットに当たったらあとは「運」と考えます。
つまり、それ以外の与四球、被本塁打、奪三振で投手を評価します。
被安打率や失点は運が決めることであり、評価しないのです。
・与四球、被本塁打、奪三振あたりは、増減の波が小さい・・・
ホームラン以外のフェア打球は、ヒットになろうとなるまいと、
投手には無関係なのではないか?(p304)
●そして、攻撃においては、バント、盗塁、ヒットエンドランは
アウトを増やす可能性を高めるだけあり、厳禁です。
・バント、盗塁、ヒットエンドランなどは、
たいてい的外れか自滅行為だとわかった。(p84)
●アスレチックスは、このように正しい指標に基づくデータ分析により
選手を獲得していった結果、他球団が見落としていた
地味ですが、勝利に貢献する選手を獲得することが
できたというわけです。
・チームの勝利にとっては守備力より攻撃力がはるかに重大、
というかねてからの信念が、コンピュータのおかげで裏打ち
された。(p178)
●データ分析と、正しい評価指標。
本当は会社の人事こそ、必要とするものなのでしょう。
●評価基準の大切さが分かる本として★3つとしましたが、
野球が好きならば必読です。野球の見方が変わりますよ。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ポールは新たな疑問にかられた。出塁率と長打率はどっちが
どれぐらい重要なのだろう。・・・試行錯誤の末、いままでになく
正確にチームの得点力を表せる数式を発見した。出塁率と長打率に
3対1の比重を与えればいい。(p168)
・ドラフトの歴史を調べたところ、《高校生選手より大学生選手を
指名したほうが、はるかに、笑ってしまうほどはるかに、
価値のある投資といえる》ことがわかった(p129)
ランダムハウス講談社
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思考と生き方のためのマニュアル
野球好きなら絶対にお薦めの本です。
プロ野球の見方が変わる・・・かも
傑作
baseballへの片思い(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)78点
●著者紹介・・・マイケル・ルイス
大学卒業後、ソロモン・ブラザーズで債権セールスマンとなり、退職後、
その体験を書いた「ライアーズ・ポーカー」でベストセラー作家となる。
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