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「二十一世紀残る経営、消える経営」大久保 寛司

2005/12/20公開 更新
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二十一世紀 残る経営、消える経営


【私の評価】★☆☆☆☆(59点)


要約と感想レビュー

 著者はIBMの部長を務めただけあって、大企業サラリーマンの考え方と、その落し穴というものをよく理解しています。


 きれいに仕上がったA3一枚の資料と、膨大なバックデータ資料。見た目は素晴らしいのですが、本当に現場で起きている本質を反映しているのでしょうか?美しい資料ほど、ウソが多いというのは事実なのでしょう。


・資料が美しく仕上がっていればいるほどウソが多い、厚ければ厚いほどその中には真実ではないことがたくさん書かれている(p115)


 実は、本社の人間には、現場で起きていることを知ることはできません。知るためには現場に行って、聞いてみるしかないわけです。


 現場を知るためには、現場に行って現場を見て、現場の人の話を聞くことだという。まず、現場に行くことが大事なのですね。


・現場の真実の声はどのように把握したらよいのでしょうか。理屈抜きに一番簡単なのは直接話し、聴くことです。(p76)


 大企業のホワイトカラーの陥りがちな落とし穴がよく分かる本でした。ただ、現場のリアリティがいま一つ少なかったため、★一つとしました。


この本で私が共感した名言

・「稟議システムは、ユニークなアイデアを潰す」・・・私もまったく、同感です。(p122)


▼引用は下記の書籍からです。
二十一世紀 残る経営、消える経営
大久保 寛司
中央公論新社
売り上げランキング: 349615


【私の評価】★☆☆☆☆(59点)



目次

第1章 変化する市場、顧客への対応
第2章 経営理念の実現に向けたリーダーシップ
第3章 顧客へ価値を生み出すための、仕組みの改革
第4章 やる気を引き出し、能力を伸ばす
第5章 顧客重視の社風を創る


著者経歴

 大久保 寛司(おおくぼかんじ)・・・1949年生まれ。大学卒業後、日本IBM入社。98年CS部長。2000年退職。現在、人と経営研究所所長。


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