
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)83点
●著者紹介・・・酒巻 久
1940年生まれ。キャノンにおいて、VTR、複写機、ファックス、
ワープロ、PCなどを開発して、生産本部長まで昇進。99年キャノン
電子の社長に就任。5年で利益を10倍にする。
●この本では、椅子をなくしたり、社員のパソコンの使用状況をチェック
していることなどが目立っていますが、酒巻さんのすごさは別のところに
あると感じました。
●それはトップがやるべきことを理解し、その方法を知っているという
ことです。それは目的を明確にすること。そして具体的な方法を自分が
指示するのではなく部下に考えさせるということです。
・「座ってないで立ちなさい」などと、私から命令したことはただの一度も
ない。トップがすべきは、改革の「目的」を明示することであり、それを
実現するための「手段」は部下に考えさせないといけない。(p57)
●著者がキャノン電子の再建で掲げた目標はすべてを半分にしようというもの
で、普通に考えれば無理な目標です。しかし、著者が現場をみて「できる!」
という確信があり、実際できているのですから、著者の目が確かということ
でしょう。
・私がキャノン電子へ赴任し、最初に言ったのは、次の二つだけである。
1 世界のトップレベルの高収益企業になろう
2 そのためにすべてを半分にしよう(p20)
●部下に自分で考えさせるということも徹底しています。
会議でも書類でも、かならず自分の意見を出させるということです。
・前に会議では「~だろう」式の発言を禁じていると書いた。実は同様に、
自分の意思のない報告書も禁止しており、そのような報告書を持ってきた
場合は、その場で突き返すことにしている。(p206)
●荒っぽい中に、実は光るヒントが含まれる一冊として★4つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・米国のラムズフェルド国防長官は、齢70をゆうに越えるが、職務中は
一日中立っていると聞いた。(p66)
・キャノン電子ではその後も部署ごとに定期的にパソコンの操作履歴を
チェックしている。これは定期的にやっていると社員に知らせる必要
がある。(p110)
・具体的には組織として共有すべき書類や資料は、個人が抱え込むことを
厳禁とし、すべて収納棚にまとめた。(p146)
・事務用品は、再利用を徹底すれば、新規に購入する必要はほとんどない。
・・・再利用をさらに徹底させるには、備品の購入は社長決済とする
ことだ。(p150)
祥伝社 (2005/07)
売り上げランキング: 1,338

吐き気がしてきました
赤字部署、赤字会社の立て直しを考えたら
すごいな(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)83点
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