(私の評価:★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう)92点
●著者紹介・・・小山 昇
1948年生まれ。1976年(株)武蔵野入社。同社を退職後、会社経営を
経て1985年に同社に再入社。1985年代表取締役社長に就任。その後、
ほぼ増収増益を達成。数々の経営賞、IT関係の賞も受賞している。
●小山 昇さんを知ったのは、「「情報」で小さな会社も強くなる」(1999年刊)
からですが、驚くのは、この本の内容からさらに進歩しているということです。
・ひたすら自社を改善する仕組みをつくり、改善し続けたからこそわが社は
増収・増益を達成できたのです。
●この本で紹介されている「私が驚いた仕組み」を紹介していきましょう。
●まずは、勉強会でしょう。
早朝と土日に開催しているようですが、
導入の初期は社員からブーイングがあったそうです。
・他の多くの社長と接していると、業績の良い企業、悪い企業の明確な
違いがわかってきます。社員を強制的に勉強させているところは業績
が良い。逆に、社員の自発性に任せすぎているところは業績が悪い。
それはもう面白いほどです。(p45)
●そして、社員が他の営業所を見学し、
社長の考えをレクチャーする社内ベンチマーキング。
これは、大きな会社ではそのまま応用できませんが、
ちょっと視点を帰ると活用できそうな気がします。
・社内ベンチマーキングでは全社員を六組にわけ、それぞれ一日ずつ
計六日で全営業所を見学します。・・・参加者は私の解説を無線
イヤフォンで聞く。・・・私は「この営業所は、ここが素晴らしい」
「ここが駄目だ」と、逐一解説します。(p100)
●コミュニケーション関係では、飲み会のとき、必ず全員スピーチをするそうで、
これは驚きました。
・わが社の飲み会では、最初に「チェックイン」と称するスピーチを全員
が行います。こうすれば全員が発言することになり、自分の同僚がなに
を考えているかを知ることができます。(p31)
●また、同僚に協力してもらったときなどに、
感謝の気持ちを書いてカードを送る仕組み「サンクスカード」は、
個人でも活用できそうです。
・コミュニケーションをさらに良いものにする目的でつくった仕組み
が「サンクスカード」です。これは感謝の言葉を名刺大の紙に書いて
部下や同僚、上司やビジネスパートナーに渡すものです。(p122)
●真似ることができるなら、やってみろ!
と言われているように感じるくらい、武蔵野の仕組みを網羅した一冊です。
文句なく★5つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「強制的になにかをさせる」ということでは、私は毎朝三〇分の社内
清掃を社員全員にさせています。だから社内はいつもピカピカです。
(p45)
・私が葉書を送るときは本文はもちろん手書きで、宛名にタックシールを
使うこともありません。・・・ITでは心そのものを伝えるのは難しい。
だからそれだけでは人は育ちません。(p18)
・課長職以上の社員とは二ヶ月に一度、必ず一緒に酒を飲みます。人数の
問題もあるので六つのグループにわけ、二ヶ月で一巡させる仕組みです。
・・・予定を公開すれば、社員は「ああ、社長は公平なんだな」と思って
くれる。(p21)
・毎年夏、わが社は奥多摩の河川敷でバーベキュー大会を実施します。
・・・これは「皆で同じことをして価値観を一つにする」という目的
もあります・・・だから参加を強制しています。不参加は欠勤扱い。
逆に、参加すれば賞与の評価につながる仕組みになっています。(p49)
・わが社の総務はたった一名です。以前は四名体制で業務をこなして
いたのですが、仕組みの改善を重ねたことで一名でも業務がこなせる
ようにしたのです。(p116)
河出書房新社
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中小企業経営者、必読の本です。
お金の「魔力」
軍隊式、相撲部屋式、もしくはカルト宗教的企業
自分がワンマン経営者であることをわかった
題名に偽りはない。しかし・・・(私の評価:★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう)92点
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