「人間における勝負の研究」米長 邦雄、祥伝社(1993/02)¥560

人間における勝負の研究―さわやかに勝ちたい人へ
米長 邦雄
祥伝社 (1993/02)
売り上げランキング: 9,312
おすすめ度の平均: 4.83
4 参考になる部分多し。が・・
5 素晴らしい
5 勝つための心構えが理解できます

(私の評価:★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう)91点


●著者紹介・・・米長 邦雄

 1943年生まれ。13歳で佐瀬八段に入門。30歳で棋聖獲得。
 その後、棋王、王位、王将、十段、名人を獲得。永世棋聖。


●仕事にしても、マージャンにしても、テニスにしても、その瞬間、瞬間に
 判断した結果が、現在の自分の状況を作り出していきます。
 
 では、その【判断】において大切なことは何かといえば、
 悪手を選ばないことだと米長さんは言います。

 つまり、取り返しのつかない失敗をしないということです。

 ・道を歩いていると、あたり一面がほとんど悪手の山で、その中で最善手か
  どうかは断定できないが、悪手ではなさそうな細い道がある。そして、
  いかにして悪手の山に踏み込まずに、正しい道を歩んでいけるか。(p24)


●つまり、こうしておけば大丈夫という方法を知っておく。この範囲で
 判断すれば大丈夫という安全範囲を持っておくということでしょう。

 これはマージャンでもテニスでもいえることです。
 これを打っておけばとりあえず大丈夫というものがないと、
 本当に疲れてしまいます。


●また、【運】のつかみかたも同じような考え方のようです。

 つまり【運】を落とさないように、
 どうでもいいことのように見えることに手を抜かない。

 たとえば、サラリーマンなら暇な職場に異動になっても、必死に頑張ってみる。
 そうすると、【運】が落ちないどころか、【運】が上がってくるそうです。

 ・「では、いったいどうすればその運をつかまえられるか」なわけです。
  そして、それを一言で言ってしまうと、自分の利害にはたいして影響の
  ない勝負で、必死に頑張ることです。(p33)


●私の39年の経験を振り返っても納得できる内容でした。
 きっと【人生の選択】の参考となる一冊と思います。5つ★としました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・もし、本当に自分のしたい仕事、するべき仕事があるのなら、会社に行って
  席についた瞬間から、必死になってそれを始めてしまえばいいのです。
  すると、その気迫は必ず周囲の人に伝わって、その人には雑事を
  頼めなくなる。(p42)


 ・どうしたらカンの狂いが直るか・・・一番いい手当ては、自分のベスト
  の状態の感覚を自分に思い起こさせるというか、自分の目にそういう
  ものを見させてやることです。(p194)


 ・嫌々やったり、やりたくない者に押しつけると、今、行われている学校
  教育のようにおかしくなる。子どもがヤル気になって、「ぼくはこういう
  生き方をする」ということになれば、それを大切にしてやる。(p57)


「人間における勝負の研究」米長 邦雄、祥伝社(1993/02)¥560
(私の評価:★★★★★:絶対お薦めです!家宝となるでしょう)91点


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このブログ記事について

このページは、本のソムリエが2005年9月29日 04:11に書いたブログ記事です。

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