●以前にレンガ職人の話を読んだことがあります。
旅人がレンガ職人に「あなたは何をしているのですか?」と質問します。
職人は「毎日ただひたすらレンガを積んでいるのさ。」と答えます。
また別のレンガ職人に出会い同じ質問をしてみます。するとその人は、
「俺は世界一の教会を作っているんだ!」と答えるのです。
●この話からわかるのは、同じことをしていても、心に大きな目的を持って
いる人のほうが生き生きと希望を持って働けるということです。
●著者の藤田さんは、大学生20歳のとき『ビジョナリー・カンパニー』を読んで、
「21世紀を代表する会社をつくる!」という夢を持ち、行動を始めます。
・自分の夢。会社の夢。<将来、ソニーやホンダのような、みんなが憧れる
日本を代表する会社をつくるんだ>20歳のとき、21世紀を代表する
会社をつくることを志しました。(p91)
●その結果、どのような行動をとったのでしょうか。とりあえず、スーツを
着る仕事をしようということでアルバイトを始めます。そして、就職。
経営者になるために、ひたすら働き続けます。
・私は土日はもちろんゴールデンウィークも休まず、夏休みもとらず、
一日も休まず働きつづけました。・・・しかし私は、自分の将来に
対する先行投資だと考えていました。(p53)
・将来の大きな目標があるのに、こんなところでへこたれていたら、どう
するんだ。・・・仕事を始めたばかりでへこたれてなんかいたら、到底
経営者になんてなれない(p31)
●そして起業。何も分からないなかで、成長性のありそうなインターネット
に照準を定めます。営業、事業発掘、採用、資金繰り、オフィス移転、
マスコミ対策、システム開発・・・。ベンチャーですから、全てが手探り
です。
・週に110時間働くと決めていた私たちは、あり余る時間を次の事業の
発掘にも使っていました。毎日やっていたのが、インターネットでの事業
プランを考えてみんなの前でプレゼンテーションするという、名付けて
『毎日事業プランコンテスト』です。(p130)
●その中で、著者が頑張れたのは、
やはり「自分の夢」それだけが支えだったのでしょう。
ベンチャー企業のイメージが伝わってくる
一冊ということで★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「将来経営者になりたいんだったら、感性を磨け。本を読んで、映画や
演劇などをたくさん観ろ」「どういうのがいいですか?」「本だったら、
カーネギーの『人を動かす』。これは必読だ」「はい」(p39)
・ある時、こんなことを言われたこともあります。
「馬とフェラーリさえ買わなければ、あとは何やってもいいよ」
・・・「日本は嫉妬社会だからな」(p82)
・違いはたったひとつでした。インテリジェンスは採用に非常に力を入れて
いるので、同業他社と比べて明らかに優秀な社員が入社し、その社員が
非常に高い士気で頑張っているのです。・・・採用力は競争力だ(p165)
・「時価総額10兆円を目指します!」・・・26歳。高すぎる目標設定。
しかし、私は若く、怖いものはありませんでした。志は高ければ高いほど
いい。(p198)
・「なんとか、黒字は確保しなければとは思っているのですが・・・」
「いいよ、そんなの。もっと中長期の経営を目指してるんだろう?」
「はい」「だったら、自分の信念を貫けよ」(p276)
幻冬舎
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経営者としては・・・
ITベンチャーの成長記録
最後は気持ち、っていう感じ
"動くこと"のエネルギーをもらえる本です。
ベンチャー企業というもの(評価:★★★☆☆)
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