サンクチュアリ出版 (2004/10/10)

真似できない
子供を育てる人間の「責任」は重い
大人へのメッセージ
●水谷修さんの本を読むとボロボロと泣いてしまいます。テレビにも出ていた
ので、夜の街をパトロールする「夜回り先生」として知っている人もいる
でしょう。
・夜回り・・・目的はふたつある。ひとつは薬物の売人や、風俗のスカウト
が子どもたちに近づかないように注意すること。もうひとつは、より多く
の子どもたちと出会い、彼らの将来について真剣に語り合うことだ。(p42)
●しかし、最近、テレビ、本の執筆などで、薬物、リストカット、近親相姦、
家庭内暴力など子供たちに係わる問題に精力的に取り組んでいるな、と思って
いたら、実は「胸腺リンパ腫」というガンにかかっていることを知りました。
●医者から3年の命と言われてから、もう5年がたっているということです。
・せめてひと言だけでいい。
身近にいる子どもに、
愛のある優しい言葉をかけてあげてほしし。
そしてほめてあげてほしい。(p195)
●水谷さんのその活動と思いに、星5つをつけないわけにはいきません。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・子どもたちは口をそろえて「夜の街の大人はすごく優しい」と言う。
当たり前である。夜の街へやってくる少年少女は大人にとってのカモ
だからだ。少女はクスリ漬けにして風俗に売られ、少年は薬物の売人や
子分にされてしまう。(p48)
・いいんだよ。過去のことは。
まずはすべてを受け入れ、今日から明日のために生きていこう。(p53)
・「こんなこともできないのか」
「なにやっているんだ」
「そんなことでどうする」
家庭や学校では、そんな心ない言葉が満ちあふれている。
そんなに子どもはダメだろうか。私はそう思わない。(p193)
「夜回り先生と夜眠れない子どもたち」水谷修、サンクチュアリ出版(2004/10)
¥1,470(評価:★★★★★)90点
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