プレジデント社 (2005/01/21)

素晴らしい!のひとこと
分析と挑戦なくして進歩なし
常識とは?と考えさせられる現代のビジネス心理学本
●最も考えさせられる本こそが、よい本だと言いますが、鈴木敏文さん関係
の本はそういった本といえます。本書のあらゆるページで「自分の認識の
甘さ」を認識させられるのです。
●たとえば読書で言えば、ここで紹介しているいい言葉とは、やはり自分
が共感したものであり、自分の考えを補強するものである場合が多いので
す。しかし、それでは、自分自身の向上にはつながらないのではないか
と鈴木敏文さんは指摘します。
・よく、本を読みながら線を引いている人がいます。“ああ、そうだな”
と、自分も同感に思うからでしょう。・・・同感して気持ちはいいで
しょうが、自分もすでにその考え方に達しているわけですから、得る
ものは少ない。線を引くなら、自分の理解とは異なる反対の意見のと
ころに引くべきで、これは価値があります。(p33)
●会社では上に行くほど情報が伝わらなくなりますが、そうしたときに
つじつまが合いすぎるところを突っ込んでいくと本質が出てくるなど、
部下の心理を考えた使えるテクニックもたくさん含まれています。
・誰しも人前で発表するときは、少しでも格好よく見せようと、意図的
でなくともつじつま合わせをしたり、ごまかしを入れたりする。それ
が人間の心理です。・・・だから、つじつまが合いすぎるのは逆に
おかしいわけで、鵜呑みにせず、そこを突くと問題点がぽろっと出て
きます。(p101)
●現場には「本当のようなウソ」が本当にあります。それを見抜くには、
人間の心理、物事の本質を考え続けなくてはならないと感じました。
自らの甘さを教えてくれた一冊ということで星5つとなりました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・創業以来、われわれは絶対ものまねをしなかった(p36)
「鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く」」勝見明、プレジデント社
(2005/01)¥1,300(評価:★★★★★)91点
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