●松下幸之助のすごいところは、伝説の逸話がたくさんあって、それを
部下の人が伝道しているところでしょう。
・何か社員に頼むとき、「このようにしたいんやが、君どう思う」という
ような頼み方をしていました。(p121)
●これはキリストや孔子にも見られることですが、本人が伝道するよりも
人伝えに教えてもらったほうが、感動するし信じやすいようです。
・きみ、体験には三つあることを知っているか・・・体験自体には大きい
も小さいもない。体験した人が大きな感受性、感激性を持って受けとめ
ればそれは大きな体験になる。(p84)
●それに人伝えでは、物語として伝えられますから、聞くほうとしては、
その場面がイメージできるので、状況に合わせた言葉の使い方など非常に
参考になるのです。
・室町時代に日本にやってきた宣教師たちは、日本語を全く知らなかった。
それでも、キリスト教を立派に布教していったやないか(p25)
●よく私は、判断に迫られると「松下幸之助だったら、この場面でどの
ように判断し、どのように話しただろうか・・・」と考えます。必ず
しも、よい考えが浮かぶわけではありませんが、今までの自分とは
違った結論、行動になる場合が多いようです。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・松下は、憲法には普遍性、国民性、時代性が盛り込まれていなければ
ならないと言い、日本の憲法には普遍性だけであとの二つが欠けている
と主張していました。(p18)
・一つは、根源に対する感謝や。今自分がここに生きているということも
根源の力のおかげやからね。もう一つは、自分が何にもとらわれない素
直な心で、自然の理に従っているかどうかを反省しているのや(p43)
(評価:★★★★☆)86点
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