「騙してもまだまだ騙せる日本人」邱 永漢

騙してもまだまだ騙せる日本人―君は中国人を知らなさすぎる (知恵の森文庫)

(評価:★★★★☆)82点


●日中の輸出入貿易額(香港を含む)が、日米貿易額を抜いたといいます。
 政治はともかく、経済では日中はより密接になってきています。


 ・一般に中国人は上から下まで自己中心に徹していて、自分や自分の
  家族のためにしか物を考えない習慣が強い。(p89)


●しかし、現実には、中国に進出して、うまくいっている企業もあれば、
 うまくいっていない企業もあるようです。


 ・信賞必罰のシステムが規律を効率を生む(p105)


●うまくいっていない企業でも、事前にもっと中国というものを研究
 していれば、失敗を小さくできたり、事業の失敗を防げたかもしれ
 ません。


 ・通常の取引は「人を見たら泥棒と思え」というのが真相に近い。
  (p155)


●「郷に入れば、郷に従え」で中国人というものを知る努力をする必要
 があるのでしょう。


 ・中国では何をやるのにも、どこの部門にもそうしたロビーストがいる
  ものである。自分でやると二ヵ月かかってもできないことが、そいつ
  にかかると一週間でできてしまう。(p242)


●台湾で子どもの頃から、日本人と中国人を見てきた邱 永漢だからこそ
 書ける一冊であり、いつになく力が入っている一冊でした。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・フランスやアメリカとの外交交渉ではちゃんと常識的な対応をする
  中国人が、日本を相手にする場合に限って居丈高になるのは、相手
  のご機嫌をうかがうようなところが見え見えになっている日本の態度
  から来るものであろう。(p72)


 ・台湾のような近代工業の発達したところでも、自動車メーカーや電機
  メーカーの仕入れ担当を三年もやれば、蔵が建つと言われている。
  (p247)


騙してもまだまだ騙せる日本人―君は中国人を知らなさすぎる
邱 永漢
光文社 (2002/07)
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おすすめ度の平均: 4.67
5 中国人と日本人は正反対?
5 私も台湾人なのですが・・・
4 中国人はナニワ商人?

(評価:★★★★☆)82点


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このページは、本のソムリエが2005年1月31日 19:58に書いたブログ記事です。

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