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「彼女の夢みたアフガニスタン」山本敏晴

2004/12/16公開 更新
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彼女の夢みたアフガニスタン


【私の評価】★★★☆☆(76点)


要約と感想レビュー

 国境なき医師団に参加している山本敏晴さんのアフガニスタンでの写真集です。アフガニスタンでは300万人以上の人が難民になったといいます。数字が大きすぎてイメージできません。


・幾度となくこの国に大国が攻め込んできた。・・・すべては他国の利権争いが生み出したものだった(p22)


 力がなければ、他国に踏みにじられても何もできない、これが本当の現実なのでしょう。内戦によって国内の民族同士が戦うケースも多く、内線で国が滅びることもあるのです。


・アフガニスタン:タジク、ウズベキスタン、パシュトゥン、ハザラの四つの民族が互いに争う(p112)


 平和第一,戦争反対に私は賛成です。ただ、なぜそれが軍備縮小、自衛隊反対になるのか理解できません。力がなければ踏みにじられる、平和を維持できない。それが現実なのです。


この本で私が共感した名言

・シエラレオネ:ダイヤモンド鉱山の利権をめぐり、隣国の扇動で起きた内戦で疲弊した西アフリカの小国(p112)


・わたしの家族は、戦争で死んでしまいました。戦争さえなかったら・・・


彼女の夢みたアフガニスタン


【私の評価】★★★☆☆(76点)



著者経歴

 山本 敏晴(やまもと としはる)・・・1965年生まれ。医師・医学博士・写真家。12歳の時、南アフリカ共和国の人種差別問題を目の当たりにして以来、アフガン難民キャンプなどアジア・アフリカを中心に40カ国に及ぶ国々を訪問、各地の撮影を行う。1990年、医師免許取得。2001年より、国境なき医師団の医師として、西アフリカ・シエラレオネ共和国で緊急医療援助。2002年より、日本医療救援機構の医師として、アフガニスタンで緊急医療援助。2003年、自ら、世界共通の教科書を作る会を創設。「本当に意味のある国際協力」を常に求め続け自ら最前線でそれを実行してい


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