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「ものを考える人考えない人―新・知的生活の方法」渡部昇一

2004/08/13公開 更新
本のソムリエ
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【私の評価】★★★☆☆(76点)


要約と感想レビュー

●生き方について多くの著書を持つ渡部先生は、
 若いとき恩師から、そして書物から
 多くの教訓を得たといいます。


 つまり、渡部先生を創ったのは
 読書であるということです。
 説得力がありますね。


・ベーコンも先の『勉学について』というエッセイの中で、面白いことを言っている。それは、「読書は充実した人間をつくり、会話は機転のきく人間をつくり、書くことは正確な人間をつくる」というものだ。(p44)


●そして渡部昇一先生自身が、
 英語学者として自分の望んだ生き方を
 してきたということなのです。


 読書によってどう生きるのか
 示唆をもらい、その道を
 極めたということなのです。


・佐藤一斎が言うように、志を立てるとは、自分の好きな道を選び、一生懸命に研鑽を積んで、その道を究めることである。(p28)


●最近は自分の好きな道を選び、
 極める生き方をしないと生き残れないような
 状況になってきたようですが、
 まずは自分の道を探さなければなりません。


 自分の本音を知り、それに
 素直に対応するような生き方をすれば
 自然と成果が出るのでしょう。


・これからの社会は、志を立てるよりほかに仕方がないんだと悟った人は、時々静かな時間を持って、自分の本音に耳を傾ける習慣をつけたらいい。(p32)


●まず、自分の求めるものを探し、
 そして未来の自分の姿を
 イメージするのがいいようです。


 つまり未来はイメージで作られ、
 その後に現実として作られる
 ということなのです。


・あらゆる苦労は、そうした未来の自分の姿をイメージすれば乗り越えられると思う。(p34)


●自分の本音を知り、
 自分の未来をイメージして
 自分のやるべきことをやる。


 自分の未来を諦めない、
 それだけでも
 素晴しい能力といえます。


この本で私が共感した名言

・そのダーウィンであるが、小さいときは勉強ができなくて、才気煥発で賢い娘のほうが息子だったらよかったのに、と親から言われて育ったという。しかし、ダーウィンは自分が興味を持ったことは納得するまで追及するというねばり強さを持っていた。(p4)


・程伊川(ていせん:北宋の学者)の言葉に「一夜君と共に語る、十年書を読むに勝る」というのがある。(p178)


・よい人間関係は人生の大きな果実である。その人間関係を豊かにするには、まず「感謝の心」を持つことである(p50)


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★☆☆(76点)



著者経歴

渡部 昇一(わたなべ しょういち)・・・1930年生まれ。大学卒業後、ドイツ、英国に留学。上智大学講師、助教授、教授を歴任して退職。名誉教授。


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