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「ライフワークの見つけ方」井上富雄

2003/09/15公開 更新
本のソムリエ
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ライフワークの見つけ方―サラリーマン生活で何を残すか? 自分のための学習法からプロフェッショ4 (1978年) (21世紀ブックス)

【私の評価】★★★★☆(85点)


「復習よりも予習を」-これが私の人生二十五年計画をつらぬいている考え方である


●人間というものは、計画がないと、
 してはならないことをして、
 しなければならないことをしないようです。


 そこから、人生が大きく変わることが
 多々あります。


 人間と生まれたからには、
 まず第一に自分の人生を計画すること、
 自分の使命を正しく認識することが
 必要ではないかと思います。


●これは非常に大切なことで、会社の経営にしても、
 飛行機のフライトプランにしても同じことです。


 フライトプランがなければ、
 一体、飛行機はどこに着くと分かるのでしょうか。


 目的地があるからこそ、ここには台風があるので
 迂回しようとか、燃料は多めに入れようとか、
 事前の対策ができるのです。


●自分の人生についても、自分の求めるもの、
 自分の力、そういうものを理解して、
 その現実を直視した計画に従って生きていく。


 そうすることによって、
 個人の発展、さらには社会への貢献が
 できるようになってくるのではないでしょうか。


●この本で私が共感したところは次のとおりです。


・自分の人生について考える者は自分以外にはいない。自分の人生を大切にする人は自分以外にはいないのである。


・自分の意思を実現するには、まず今目の前にある仕事に(たとえそれが面白くないものであっても)全力投球をして、仕事のすすめ方についての実力をデモンストレーションする必要がある。積極的に利用するのである。


・上司が自分の味方になってくれないのは、上司が悪いのではなく、また、上司と自分とのウマが合わないからでもなく、自分自身の態度や行動に原因があるからだ。


●井上さんは、38歳で日本IBMの取締役になり、
 47歳には経営コンサルタントに転身しています。
 実はこれも人生二十五年計画によるものだそうです。


 人生計画に従って、重役のポストも捨てることができる・・・
 堀田力さんみたいな人ですね。
 この本、もう売っていないようです。
 古本屋、図書館にGO!


【私の評価】★★★★☆(85点)

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