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「稼ぐ商品・サービスづくり」井上和弘

2003/09/08公開 更新
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【私の評価】★★★★☆(89点)


要約と感想レビュー

どこの会社でも、コスト削減は真面目にやっているのだが、どうしても甘いとしか言いようがない。これまでの業者とのなあなあの関係を引きずり、「これ以上コストダウンをはかると業者が死にます」と仕入担当者が業者の言い分を代弁する始末だ。自分の会社の生命より仕入業者の生命の方が大事だとでも言うのだろうか。

稼ぐ商品・サービスづくり」井上 和弘


●「今日の名言」は
 非常に耳に痛いことばです。


 口で言うのは簡単ですが、
 実際にどう値切ればいいのか
 よくわかりません。


 松下幸之助は仕入れの担当者に、
 「これでは高い・・・このままでは競争に負ける。
 だから勉強してほしい。・・・やり方次第では、
 安くして、しかも君の方もこれまで以上に
 利益があがる方法があるのではないか」
 と繰り返し要望しなさいと言っています。


 本当に担当者が熱心にこの気持ちを伝えることで、
 「この人の言うことはもっともだ。
  きついことを言われるけれど、なかなか偉い人だ」
 と相手に思わせるくらいでなくてはならないという。


●井上先生の会社を見る視点には、
 ギクリとするところがあります。


 高い本ですが、「オレはサ
 ラリーマンなので給料は変わりゃしないや」
 と思っている方以外にはお薦めします。


 (この本を読めば、一生のうちに一万円以上
  収入は増えると思うのですが・・・・・)


この本で私が共感した名言

・社長はマーケットの人たちやお得意先の人たちと、自分の時間の50%は使ってもらいたいと考えている。


・会社をこれまでと変えたければ、会社の中に「鬼の○○」「悪源太」と呼ばれるような人材が必要だ。


・国内でできない人が、いたずらに海外に出かけても、できるわけがないのである。


・安住、安定は恐いのだ。中から腐っていくからである。


・中元・歳暮は一切もらってはいけない。もし送ってこられたら全部送り返せ。それが面倒なら全部会社にもってこいと、はっきり指導しておくことである。


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★★☆(89点)



目次

第1章 なぜこんなに売れるのか─巧い・速い・有り難い
第2章 稼ぎ方が変わった
第3章 安くても儲かる仕組みづくり=価格抵抗力のつけ方
第4章 高くても売れる魅力づくり=ブランド訴求力と「されど」づくり
第5章 新しい「売りもの」をつくる
終章 稼ぎつづけるために


著者経歴

 井上和弘(いのうえ かずひろ)・・・1942年大阪生まれ、早稲田大学卒。イタリア・フローレンス大学留学後、大手経営指導機関を経て、84年ICOコンサルティングを設立。後継社長塾塾長の他、数多くの社長塾を主宰。企業再建の「名外科医」として赤字会社に入り込み、社長や役員を叱りとばしながら、思い切った手を果敢に打って収益力を短期間で回復させ、黒字転換するまで情熱的に指導することで定評がある。 これまで300社を直接指導。


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