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「ローマ人の物語 勝者の混迷[下]7」 塩野 七生

2003/05/07公開 更新
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ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下) (新潮文庫)

【私の評価】★★★☆☆(79点)


システムのもつプラス面は、誰が実施者になってもほどほどの成果が保障されるところにある。反対にマイナス面は、ほどほどの成果しかあげないようでは敗北につながってしまうような場合、共同体が蒙らざるをえない実害が大きすぎる点にある


●システムの反対は独裁です。
 独裁は、成功すれば大きく成功しますが、
 失敗すれば組織の存亡にもかかわります。


 独裁にリスクがある以上、
 やはり大きな組織ではシステムがベースになります。


●ほどほどの成果といいますが、
 世の中を見渡すと、システムのなかに
 危機感、チャレンジする習慣を植え込んで
 成功している企業もあります。


 システムの枠組みのなかでリスクを減らしながらも、
 よりよいシステム、習慣を目指して改善し続ける、
 これが王道なのでしょう。

 
ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下) (新潮文庫)
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塩野 七生
新潮社
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【私の評価】★★★☆☆(79点)


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